年長さんの指導は、今年度も後期に入り、就学に向けてのプログラム(詳しくは『年長さんの「学校スタイル」での指導が始まりました』 をご覧下さい)がスタートしています。今回は、1から10までの大小、多少の認識を高めるために行った「オリジナル数カードを作り」の取り組みを紹介します。
①工作・・・まず数字に合ったドットシールを貼ります。貼る順番は見本を見ながら、間違えないように慎重に。そして数字をなぞれば完成。裏にはリクエストした自分の大好きなキャラクターのイラストや写真をつけることで愛着も増します。
↑相談後、みんな違う色のシールに。お気に入りのカードが完成しました
グループではドットシールの色を1色ずつ人数分用意しました。希望が重なるかもしれません。そんなときはどうやって決める?じゃんけん?負けたら好きな色になれないかもしれない・・・第2希望、第3希望まで決めておき、じゃんけんに負けたら譲る心の準備をしてすすめました。2回続けてじゃんけんに負けた子もぐっと我慢ができました。
②お友達と勝負!・・・いよいよ対戦です。繰り返し遊ぶ中で大小の判断も早くなり、「いっせーのせ!」とかけ声を一緒にかけるタイミングも子ども同士で合せられるように。勝負が終わって勝ち負けを確認するためのカードの枚数を数えるのも上手になりました。数分で1回の勝負が終わるので、相手を変えたりして何回も勝負し、負けることにも慣れて楽しく遊ぶことができました。
↑声を合せてカードを裏がえして、勝負!
学校生活で必要とされるスキルを、集団参加の面でも、学習の面でも少しずつ楽しみながら習得できるように支援しています。