フトゥーロのスタッフが、どのように自己研鑽を行っているか、一例をご紹介します。
フトゥーロの活動理念の1つに「自己研鑽」というものがあります。スタッフは指導、支援に必要な知識や技術を習得するばかりではなく、対象児・者の人間的人権を尊重し、温かみを持って受容、対応できる人物であるように自己研鑽を続けています。
フトゥーロのスタッフは、一人ひとり、その年度の研鑽目標を立て、その実現に向けて外部の研修会などに参加するなどしながら専門性の向上に努めています。また、事業所内研修も定期的に行っています。
今回は、「自己研鑽」の1つである、外部の専門家によるスーパーヴァイズについてご紹介します。
フトゥーロのスタッフは、成蹊大学で長きにわたって教鞭をとられ、現在は日本LD学会でも名誉会員となっている牟田悦子先生から、定期的にスーパーヴァイズを受けていています。スーパーヴァイズとは、経験豊富な専門家から助言を受け、指導の内容などについて見直す一連の過程です。
定期指導は、携わっているスタッフのみの視点で指導が継続されてしまうと、客観的な視点が損なわれたものになりがちです。そこで普段は指導に入っていない外部の専門家に見ていただくことで、新たな視点を持って指導が行えるようになり、スタッフの成長にも繋がります。
牟田先生には発足当時(1998年頃)よりお世話になり、多くのお子さんの支援について助言を頂いています。
今年度は5回(グループ指導を4回、個別指導を1回)のSVが予定されており、フトゥーロではより良い支援や指導が行われるよう、スタッフ一人一人の自己研鑽が図れる態勢を整えております。(スタッフ 鈴木弦)