実行機能力、コミュニケーション力アップを目指しています!
月1回日曜日に活動している、高校生グループの紹介です。
社会人を目前とした高校生に、特に身に付けてもらいたい2つの力を意識して指導プログラムを立てています。1つは、自分の生活を自分で計画し、工夫しながら生きていく力(=プランニング能力、参加しているメンバーたちには「実行機能力」と伝えています)です。そして2つ目が、自分が困った時に他の人の力を借りられる「コミュニケーション能力」です。
5月の活動の様子です。
まず、マンスリーリーダーの司会進行のもと、6つの仕事を分担します。リーダーにはみんなの希望を聞くとともに、時間の流れや仕事内容のバランスを考えて割り振ってもらいます。係分担が終わったら、主活動がスタートです。
↑係分担のためのマグネット
実行機能力タイム①テーマ学習「予定変更の乗り越え方」
予定通りに進まない時にイライラしたり人のせいにすることなく、ピンチをチャンスに変えていく練習です。カードやワークシートを使って「リフレーミング体験」をしました。(「リフレーミング(Reframing)」とは、その人が持っている枠組み(フレーム)を変えること。)見方を変えればマイナスもプラスにできることを経験しました。
↑ カードゲーム「短所を長所に変えたいやき」アイアップ社
↑ 「実行機能力ステップアップワークシート」 フトゥーロ
実行機能力タイム②「苦手克服継続チェック」
昨年度各自が「苦手」を告白し、みんなでその対策を考え合いました。うまく維持できているか、新たな問題にどのように対処するかをまたみんなで考え再チャレンジ、経過はまた次回報告です。
↑各自の課題に、お互いに意見を出し合った結果。水色部分が他のメンバーから出た意見や感想で、赤字がみんなからの意見を踏まえて各自が出した結論です。
コミュニケーションタイム 2分間スピーチ
今月から毎回一人ずつメモや画像、記念品の準備をして、趣味、熱中していることを2分間スピーチしてもらっています。聞き手に興味を持って聞いてもらうように話すことがポイントです。
聞いている人は感想と質問を二つ言います。今月担当のAくんのテーマは数学の魅力について。さきほどのリフレーミングを話題に入れるアドリブもあり、興味深い話でした。
3つの活動の後は、「飲み物準備」「おやつ買い物」それぞれの係のメンバーが用意したおやつとお茶でティー-タイム。どちらも季節や気温を意識して考えてもらいます。その後ゲームタイム(今回はウノをしました)、振り返りを行い90分の指導が終了します。
月1回の活動ですが仲間意識も芽生え、お互いがサポートし合う穏やかでいい雰囲気の90分です。