中学生のグループ指導は月1回、日曜日に行っています。今年度は3つのグループがそれぞれの目標のもと活動していますが、今回はその一つ、Cグループの9月の活動をご紹介します。
このグループの主な指導目標は①自己理解②ソーシャルスキル能力の向上③実行機能能力の向上です。
5分前に集合して、自分たちで机や椅子を並べたら活動開始です。
9月は1年間の折り返しの時期ですので、今回は4月と5月の活動の際に各自が行った自己評価を見直しました。その後、今年度の後半に頑張りたいことをできるだけ具体的に考えてもらい、各自「公約」としてそれをみんなの前で発表をしてもらいました。
←公約のワークシート
次にSST(ソーシャルスキルトレーニング)の時間には、「聞き取りやすい話し方ができるようになろう」というテーマで口唇体操、早口言葉、さらに理想と言われる速度(1分間に300文字)で原稿を読むことに挑戦しました。早口になったり、聞き取りずらい話し方にならないように、相手を意識して話すための練習です。ほかにもSSTでは、「シーン設定にあった表情」「声をかけられたときのスムーズな反応」などをゲーム形式で練習しました。
↑鏡を見ながら口唇体操と早口ことばの練習中です。
このグループは昼食時間をはさんだ活動ですので、ほぼ毎回調理を行います。
水にさらすだけで食べられる麺に野菜をのせて、といった簡単メニューの時もありますが、今月は餃子パーティでした。調理にとりかかる前には、何から作るといいか、同時にできることは何か、だれが何を作るかを司会者を中心に話し合いました。これらは自分で計画を立て実行するための練習です。調理を通して様々なスキルが練習できます。
調理の中では、時間短縮でフードプロセッサーを使い、皮の数と中身の量のバランスを考え、大量の餃子の出来上がり!焼いてる間におにぎりも握り、おしゃべりに盛り上がりながら美味しくいただきました。
月1回の活動なので、次回までに今回取り組んだことのホームワークをやってきてもらい意識定着を目指しています。
←ホームワーク(見本)