フトゥーロの活動理念の1つに「自己研鑽」があります。この理念の実践の場の1つが毎年夏休み期間に行っている事業所内職員研修です。今年(2024年)は8月19日(月)に行いました。
この事業所内研修は指導、支援に必要な知識や技術を習得し、またお互いに学び合うためにとても大切な時間です。今年は午前、早稲田大学大学院教育学研究科教授の髙橋あつ子先生をお招きして「UDL(学びのユニバーサル デザイン)」について学びました。
午後は医療現場で仕事をされた経験のあるスタッフから「エピペン」の使い方、助成金で購入した教材教具を助成金担当のスタッフが紹介、その後は3名のスタッフによる教材紹介をおこないました。
参加したスタッフの声
UDLに関して
・UDLについては、今まであまり知らなかったのですが、今回の高橋先生の講義で知るきっかけになり、また新たな気づきも得ることができました。特に「自分のWHY」が決まると主体的になるという言葉が印象に残りました。今後の実践で心がけていきたいと思いました。
・各々が選ぶシステムが当たり前になると、元々能力があるお子さんが、力を発揮しやすくなる、自己理解や決定の力を鍛える機会が増えるなど、良い面があると思いました。いろいろなやり方を想定して準備したり統制することには、ハードルが高そうなイメージを持ちましたが、目標や学習意義を複数提示することは、やり易いように感じました。
エピペンに関して
・普段馴染みがないエピペンの使い方は、知っているかいないかでかなり違いがあるように思います。今回聞くことができて有難いと思っています。
・自分自身は食物アレルギーが無いこともあり、対処法に疎かったので、大変勉強になりました。
・アナフィラキシーをはじめ、熱中症などの応急処置が、どこかに掲示してあると、いざという時でも慌てずに対処できるかと思いました。
教材紹介
・先生方が紹介してくださった教材はどれもとても興味があります。教材を通じて安心感や自己有能感、担当者とのコミュニケーションを育む工夫をされていることに感動しました。自分の担当の子どもにも使えそうかもと思いながら聞いていました。
・個人で作成した教材を全員が使えるようにしてくださってとてもありがたいです。