今年もサマースクールでは、子どもたちの頑張りに出会えました!
今年もスタディー&ソーシャルサマースクールが3日間おこなわれました。詳しい内容はこちらをご覧ください。
お子さんたちは、初日に「いまのじぶん」というシート(10項目)にチェックし、サマースクールで頑張りたいことを1つ決めます。この作業はスタッフと相談しながら行います。
今回の参加者Aさんとスタッフの会話です。
Aさん「ぼくは、先生が話を始めても、自分のしたいことをしちゃうんだ」
スタッフ『そうなんだね。自分のしたいことを続けると、困ることがある?』
Aさん「うん。聞いてないと何をやるか分からなくなることがある。」
スタッフ『そうなんだね。困っているんだね。どうしたら、先生の話が聞けるかな?』
Aさん「先生が話を始めたら、先生の方を見る」
スタッフ「じゃあ、それをサマースクールの目標(がんばること)にしてみる?』
Aさん「うん!気をつけてみる」
サマースクール期間中、スタッフはAさんが話し手に注意を向けられた時には、「できているよ!」と声をかけます。自分のやりたいことに気を取られ、注意が向けられなかった時には、小さな合図(肩を優しくタッチ、小さな声で声をかける)を送ります。「あっ」と気付いて注意を向けられたら、すぐにOKサインを送ります。
3日間という短い期間でしたが、だれかが話を始めると自分から話し手を見て、聞く姿勢を取ることが増えたAさんでした。最終日には「聞くことは、学校でも続けて頑張ってみる」と約束してくれました。(スタッフ三島)